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ボタンアコーディオンの分類
Types of Button Accordions

アコーディオンにはいろいろな種類があります。分類方法はいくつかあり、方式、仕様、使用する音楽のスタイル、リード数、キー等で分けられます。

★形の分類

●ピアノ・アコ、ボタン・アコ、コンサーティーナ

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まず一番解りやすいところで言うと、右手側指板の部分のキーの形が丸いボタンかピアノの鍵盤の形かで分ける事ができます。ボタン・アコーディオンとピアノ・アコーディオンと言う事もあります。ピアノ・アコーディオンは蛇腹を押しても弾いても同じ鍵盤からは同じ音がでますが、ボタン・アコーディオンにはその両方のしくみのものがあります。

★方式の分類

●プッシュ&プル

bandoneon

ボタン・アコの中でも押し引きで違う音が出るものをスクィーズ・ボックスとかメロディオン等と言う事もあります。これらの仲間はケイジャン・アコーディオン、テックスメックスで使う3ロー、ブリティッシュトラッドで使うメロディオン(2ロー)等があります。また、コンサーティナ(コンセルティナ)という楽器もこの方式のものがあります。アングロ・コンサーティナとよばれるものがそうです。

バンドネオンは、初期のコンサーティナから派生したもので、これもプッシュ&プルの仲間に入ります。

●非プッシュ&プル

クロマティックイメージ

押し引きで同じ音がでるボタンものではイタリアン・スタイルのクロマチックと言われるもの(黒いボタンのついてるやつ)スイス・アコーディオンなどがあります。イングリッシュ・コンサーティナもこの方式のです。

プッシュ&プルと非プッシュプルは演奏方法以外、どういう違いがあるかというと、非プッシュプルは汎用性があり、音の制約が少ないのでクラシックなど、どんな音楽を演奏るにも適しています。プッシュ&プルは音と音が切れるのでビートが強調しやすいという特徴があります。他には一つのボタンに2音当てられているので手の動きが少なくてすむので手元を見ないでも弾きやすい、本体が小さくてすむ、などの利点があります。

○伴奏部のみ押し引き同音を採用 Push & Pull(Only Treble Part)
イングリッシュ・クロマティック、デュエット・コンサーティーナ(?)
(多分他にもいろいろある)

★音階による分類

アコには全音階のダイアトニック、半音階のクロマチックがあります。押し引きで音の違うアコーディオン(=メロディオン)は"基本的"に全音階で構成されています。簡単に言えばハーモニカと同じものをふいごで鳴らしていると思えばいいわけです。完璧なダイアトニックは1列ボタンのアコーディオンのみと言えるでしょう。

しかし、分類するとなるとこれは同じ楽器であってもキーによって違う分類になったりといろいろ面倒です。例えば、2列以上のアコーディオンはそのキーの組合せによってクロマチックにもダイアトニックにも解釈できるのであります。ですから同じ楽器でも2列のキーの組み合せがダイアトニックであればメロディオン、クロマチックであればアコーディオンと分類することもあります。例えば同じ機種のものでもD/Gならばメロディオン、B/Cならばアコーディオンと区別する事もあります。

★リードの数による分類

アコーディオンはリードの数によっても音の印象が非常に変わってきます。
多くのアコーディオンはリードの数やチューニングを選択するノブ(ストップ)やボタン(カプラー)がついています。コンサーティナは普通1枚リード、メロディオンは2枚のものが一般的です。バジェナートやテックスメックスで使うコロナIIというアコも2枚リード。
メロディオンでも少し重みのある音が欲しければ3枚リードのものを選択します。ケイジャン・アコは音量を出すために4枚リードを使っています。ケイジャン・アコの上の方についた4つのノブはリードの切換え用です。

一枚リードの音はどんな感じかというと、ハーモニカを想像していただければわかると思います。

1枚リード 1音
2枚リード 2音 同じ音1枚づつ(微妙にずれてチューニングしてある)
あるいはオクターブで1音づつ(バンドネオンチューニング)
3枚リード 2音+オクターブ下の低音1音
4枚リード 2音+オクターブ下の低音1音+オクターブ上の高音1音

音の組合せはこんな風になっていることが多いようです。こういう音のハーモニカがいっぺんになっているのがアコーディオンの音と想像すれば大体わかると思います。

★ボタンの列による分類

プッシュプルのアコーディオンにはボタンの列が縦に1列、2列、3列のものがあります。これをそれぞれ1ロー、2ロー、3ローと呼びます。5列のものは、イタリアンスタイルのクロマチックで(上の写真参照)、メロディオンとは別モノです。 しかし、メロディオンがその汎用性を求めて進化したものがクロマチックアコーディオンとも言えるでしょう。 *一部の本には「ボタンアコーディオン=クロマチック」と書いてあるものもありますが、これはそうともかぎりません。
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