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さてどんなキーのものを買おうか
How to Choose the Key

音楽によってどんなキーの楽器を選択をするかについての話。

メロディオンはこれまで述べた様に、キーの制約を受けることがありますので、自分がどんな音楽を演奏したいのかによって、どんなキーのものを手に入れるかを考えなくてはなりません。

★1ローの場合は?

基本的にやる曲のキーによって取替えなければなりません。基本的に1ローのアコーディオンでは、CのものではC、DのものではDの曲をやることになります。またケイジャンやブルースなどをやる場合キーの5度ずらしという技を多様します。これはブルースハープ等におけるキー選択と考え方は同じです。(詳しくはそれぞれの音楽ジャンルの所でふれます)

★例えばイングリッシュスタイルのD/ Gでは?

D/GのメロディオンではDとGのキーをカバーできます。また曲によってはA等もカバーすることができます。しかし、基本になるキーは内側のGで、左手のコードボタンはGの曲をやるのに一番適した配列になっています。 2列あると押し引きがせわしなくなる時に、違う列でおしひきが逆になっていて蛇腹が楽にうごかせるキーがあったりします。上級プレイヤーになると左手の伴奏(ベース&コード)を決めてから右手のキーをどちらかの列で引くかを決めるのです。
またダイアトニックでも2列あるとそれぞれのキーのずれから、半音を使う事ができます。これらが2ローあるいは3ローのアコーディオンを使う時の利点となります。 また半音列を強化した2ロー・ハーフも人気があります。

★アイリッシュ・スタイルのB/C,C#/Dは便利か?

そういう考え方でいくと、「5度ずらしではなく半音ずらした、B/CとかC#/Dとかいったキーの組合せならば半音もバッチリでるのでは?」という事を考える人がいて、B/C、C/C#、B/C/C#等のアコーディオンが作られるようになり、特にB/Cがアイリッシュ・トラッドでさかんに使われる様になりました。後に、メロディオン的な考え方(よく使うキーにメロディオンを会わせる)と半音を補った形を組み合わせたC#/Dを使う奏者もでてきました。これらのアコーディオンは一列一列はダイアトニックでもアコーディオン全体ではクロマチックと言ってもいいかもしれません。

★テックスメックスなどの3ローでは?

3ローの場合のキーの組合せは2ローの延長として、G/C/F、F#/Bb/Ebというようなものが使われています。半音を多様するラテン系あるいはザディコ等の音楽にむいています。テックスメックスのアコーディオンはイングリッシュとは反対の考え方で、G/C/Fの場合、外側のGを基準に考えているようです。どうやらコード奏法がその方がやりやすいためと思われます。また蛇腹の動きもスムーズになります。

★その他の3ロー

最近ではイングリッシュでよく使われるD/Gのものとアイリッシュで一般的なクロマチック仕様の両方のおいしい所を合わせたC#/D/Gというチューニングのものも人気がでてきつつあります。また、ピアノの発想でできたイングリッシュ・クロマチックという機種もあります。これはB/C/C#という半音づつずらした3ローで汎用性に富んでいます。代表的なプレイヤーはジョン・カークパトリックです。


ダイアトニックのアコーディオンはキーが変る度に楽器を持替える事になりますが、かといって12個必要かというとそんな事はありません。イングリッシュやアイリッシュトラッドではD/GとCを持っていれば大体なんとかなります。トラッド系は大体キーは決ってるし、ボーカルグループ等で余程の事がなければ大丈夫でしょう。またB/Cのアコーディオンはピアノの白鍵黒鍵の発想でこれ一つですべてのキーをカバーします。(そのかわりにベース&コードなどの制約が出てくるので全てのキーで左手の伴奏をつけられない)

メロディオンとアコーディオンの違いは移動ドによる「相対音階」として捉えるか、「絶対音階」として捉えるかによるようです。

初心者のための音楽に適したキーの選択一覧

アイリッシュ・トラッド2列 B/C(Joe Burke) C#/D(Jackie Daly)
(C#/D/G,D/Gハーフ、D/Gでもよい)
1ローD、 G/Cのコンサーティナ
イングリッシュ・トラッドD/G(Rod Stradling)
A/D/G(Bob Cann)
1ローC,D,G(John Kirkpatrick)(4ストップ)
D/Gハーフ(Andy Cutting ,Chris Parkinson)
G/C,D/Gのコンサーティナ
ケベコワ
(French Canadian)
D(4ストップ)
G/C/F(Yves Rambert)
ケイジャン、ザディコC,D,Bb(4ストップ)(Steve Riley、
Boozoo Chavis)
C/F、G/C/F
ピアノ・アコーディオン
テックスメックスG/C/F(Flaco Jimenez)
G/C(Santiago Jimenezなど)

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