7/27 火 Dublin〜Ennis


Chief O'Nieels Hotelの朝ご飯は大きなホテルではよくあるセルフサービス方式。モダンなレストランは昨日の夜よりも泊まり客でいっぱいだった。チェックアウトをすませ、昨日のポーターのお兄さんに荷物を運んで貰ってホテルを出た。ギネス工場の駐車場の事などを聞いたが、細かい事はよくわからなかった。ともあれ、ダブリン観光は、ギネス工場へ。10年前の「地球の歩き方」の大まかな地図を頼りに行ってみたが、ホテルからは車で10分ほどもかからない近さ。だが、この通りには"Guiness"と書いてある建物がたくさんあり、どれが見学コースなのかわからない。入ってみたら、オフィスだったりなんかで、聞いてみてもよくわからず、またしてもぐるぐる迷ってやっとそれらしい建物にたどり着いた。観光バスもたくさん来ている。回転扉を入ってエスカレーターを上るとチケット売り場。日本円で1500円ほどの入場料を払うと、文鎮になりそうな丸いオブジェをくれた。黒いリングが着いていてこれがギネス一杯、青いリングは子供のソフトドリンクと引き替えになるという。
展示コースはかなり凝っていて、室内の噴水もある。ビール製造の様々な工程や道具なども美しく展示されている。こんなにきれいなミュージアムとは思わなかった。(なんせ10年前の本を見てたもので)日本で言うと大手広告代理店のD社がやったような感じの洗練された仕事だ。エスカレーターで次々と上の階を見学。宣伝グッズやポスターなどの展示もなかなか見応えがあった。(キリンの工場もこんな感じだったなあ)そして、最後には待ってました!最上階の360度展望バーでのギネス。たくさんの見学者で席がなかなか空かなかったけど、待って座ってダブリンの景色を楽しみながら、最高のコンディションで注がれたギネスを堪能した。
勿論、最後はミュージアムショップでおみやげのお買い物。これも品数豊富でかなり楽しい。


ダブリン市内のギネス工場の見学コース
キ*ン生麦工場の見学コースと似てる?

中は近代的なミュージアム

やっとついたタワーのてっぺんはダブリン市内が一望に見渡せる素晴らしいバー。
勿論ギネスの味も格別。

娘が持っているのが、入場チケットとなるオブジェ。
中にビールの原液が入ってるらしい。

見学コースを出ると
観光馬車も来ている。
「乗らないかい?」と言われたが、
さすがにEnnisまでは行くまいと思ったので
乗らなかった。

●●ギネスストアハウスのサイト。←展望台の外観の写真が見られる。

ギネスの工場を出たのは昼前だったが、次の宿泊地のEnnisへ出発することにした。さっき迷ったお陰で、N7道路への道路標識を見つけることが出来たので、そのままそちらへ走る。ダブリンの観光地はギネス工場のみだったなあと思いつつ、車で来ると都会はやっぱり緊張してしまう。さっさと都会へはさようなら。
アイルランドの幹線道路はイングランドと大差なく表示などもわかりやすかったが、何となく田舎っぽい。イングランドに比べランドアバウト(ロータリー)も少ないし、M道路に見られるような巨大なサービスエリアがあまりない。イングランドのサービスエリアはこぎれいなファーストフードやファミレス、売店、ガソリンスタンドなどを備え、かなり立派でM4等Mのつく道路には数マイル(数十マイル?)おきに必ずあるので、トイレ休みなどを取るには取りやすい。日本でも最近は似たような感じになってきたが、アイルランドではそういった感じの場所はあまり見かけなかった。ないわけではかったようだが、入った所は普通の町のパブのようなこじんまりした感じの所だったし、ガソリンスタンドもそんな感じだった。車線も1車線や2車線、イングランドのようなかっとばし屋もあまりいなかったような気がする。
その後、Enisへ出発。
IrelandにはEnglandのような大きなサービスエリアがないことに気がつき、
どこで食事をしていいかわからなかったが、なんとかレストランの表示を見つけて食事。
家庭的で良かった。
目的地EnnisはダブリンからN7道路を通って西に向かう大都会Limerickを経由してN18道路に乗り換え、また少し走る。有名なShannon川、Shannon空港へも近い。このドライブでアイルランドの島をやや下の方に横断したような形になる。アイルランドに行くことが決まったとき、夫はどこの町に泊まるかいろいろ考えたのだが、アイルランドに行ったことのある某音楽ライターさんに聞いたところ、音楽が聴けるということではEnnisがいいのではということでここに決めたのだそうだ。宿泊はインターネットで事前にいろいろ当たったところ、ファームハウスになった。Ennisの町中から地図通りに道路を曲がり、数マイル走ったがそれらしい所が見つからない。よくわからないので、もう一度引き返して、最初から探したがやっぱり見つからない。目指す宿はさっき引き返した道路のちょっと先だった。しかしファームといえ、この近辺は大豪邸のような大きくてこぎれいな住宅が広大な敷地にポン、ポンと点在してるような地域。日本からするととても信じられないような贅沢なロケーション。Eden Hill Houseの前庭は羊がいた。といっても全然見えない時もある。とにかく広いったらない。取りあえずチェックイン。おばさんは年配の優しそうな人。部屋は風呂トイレ付きだが、お茶のポットだけは下のリヴィングで利用する。
部屋に荷物を置いて、下のリヴィングでお茶を飲みながら、備え付けのEnnisの地図や情報などを入手。町中には駐車川沿いに駐車場があるようだ。夕方6時くらいか、車で町に出た。
Enisの宿泊はEden Hill house
迷いつつ到着。
地図通り、川沿いの駐車場へ車をとめ、町を歩き始める。初めての町は緊張する。パブへ入るときもいつもドキドキ。その店その店の方式やらオキテ(?)やらがあるのは日本でも同じだから、慣れないのは当然だ。ましてや日本みたいに、マニュアル化されたサービスでニコニコ対応でもないので、どうしたらいいのか、所在がないこともある。食べられるかと思って入ったパブに食べるものがない、ということもよくある。美しい通りをざっと歩いて、ここにしようか?と決めたレストランは町中のホテルの下にあるパブ&レストランだった。オバちゃんがいたので「食べられる?ここに座っていい?」とか聞いて座ったが、なかなかおばちゃんも来ない。うーん、本当にいいのかなあ、と回りを見回すと、旅行者らしい人たちがすでに食事をしているので、いいらしい。やっとおばちゃんが来て対応してくれた。でも、今日のおすすめやらなんやら、よく喋るのでよくわからない。ウチのダンナはピザ、私はシーフード、娘はポテトを頼んだ。ダンナはビールは何がお勧めか?ビーミッシュはあるか?とかいろいろ聞いたりしている。結局何にしたのか、記憶がなかったりするが、「じゃ、娘はコーラ」と言ったら「あら、あなたはギネスを飲まないの?」とオバさん冗談を言った。みんな笑って、娘も愛想笑いをしてた。無愛想な人かと思ったら、なんだ愛想がいいんだ、と思った。食事があらかた終わって、でも量が多くてもてあましていたら、おばさん今度は「余った物を持って行きなさい」とピザの箱に余ったポテトやピザを入れて持たせてくれた。
また町歩きをしていたら夫が「Biddy Earlyってビールのブリュワリー(醸造所)に明日いきたいと思ってるんだけど、このへんで飲めるパブがないかなあ?」と言うので、道を歩きながらパブのサーバーをのぞき見したり、看板を探したりした。酒屋があって、ウインドウにBiddyの瓶がディスプレイしてあったので、入って聞いてみたが扱っていなかった。ちなみにこういう田舎町で我々東洋人が突然お店に入るのも緊張する事がある。向こうの態度が硬いように思える。こっちがニコニコしてハローとかいって、単刀直入に「ビディおいてますか?」といかにも用が有ってきたというふうにしないと、不信な顔で見ている時がある、、ような気がする。だまって店の中を見ているのも何となくはばかられるような感じ。日本のコンビニみたいに、黙って入っていって店のものをダラダラ見てると「何かご用?」などと言われることもよくあるから注意だ。
結局Biddy Earlyに関する情報がなかったので、なるべく早い時間(8時半)に始まりそうなMusic Sessionをやってるパブに行くことにした。店に入ったら結構混んでいて、まだファミリーで食事をしているひともいる。ウチの夫は「ほらほら、見てごらんよ、東洋人の女の子がいるぞ」と言う。私もそれは知っていたが、小さい女の子を好奇の対象にしてしまうのも悪いと思って軽く無視していたのだが、席につくや、その女の子(4,5歳くらいか)を連れた白人男性がこっちにやってきて、「ウチの子がお嬢さんに挨拶したいといってるんです」と言った。多分女の子は中国人でアイルランドの裕福な夫婦の所に養女にやってきたのだろう。日本のウチのマンションにもアメリカ人女性が同様に中国から養女を貰って育てていた事がある。今は転居してしまったが。その女の子の事を思い出しつつ、娘に握手をするように言うと、はにかんでしまった。でも、その少女は堂々と美しい英語で挨拶をして去っていった。この町で同じような顔をした子供を見かけることがほとんど無いだけに、彼女は嬉しかったのだろう。こんな小さいのに、凄いなあと感動していたら、夫は「なんだよ、あの白人、去り際にアンタにシェーシェーって言ったぞ」と言った。私は聞こえなかったのだが、別に中国人と間違われても話の本筋とは関係ない気がするんで何とも思わなかった。
ビールを飲んでしばらくしたら、ミュージックセッションが始まった。フルートの男性とフィドルの女性、そしてエレキピアノの女性。ピアノ伴奏の入ったタイトな演奏。おそらく名のある人だろう。素晴らしかった。フリーセッションではないが、さっきまでウチの席の隣に座ってた愛想のいい男性がプレイヤーの方へ寄っていき、歌い始めた。お客さんかと思ったら実はこの人の歌もうまい。プレイヤーたちの友達なのだろう。結局、ミュージシャンの名前は聞くことをしなかったが、私tらいは30分ほど聞いて宿に戻った。
宿に戻ってから、夫がさきにシャワーを浴びたのだが、やけにぬるいという。こっちのシャワーってこんなもんかなあ、というが、もしかしたらボイラーに火が入ってないのでは?と言ったら、夫がおばさんに言いに行ってくれた。おばさんはパソコンでメールをやっていた所だが、「あ、ごめんなさい」といってやっぱりボイラーに火をつけてくれたそうだ。
Ennisの町
夕焼けの美しさにパチリ

Eden Hill house
Kilmorane, Kilrush Road (N68), Ennis, Clare, Ireland
Tel: 00353 (0) 65 6824285
E-mail: edenhillhouse@eircom.net
http://www.bed-breakfast-ennis.com

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