Marazion〜Croydon


St Michael's Mountの素晴らしい景色を堪能したものの、ゆっくりする暇もなくこの日はロンドン近郊のCroydonにもどらなければならなかった。この日は事前に連絡をもらったPeter Trimmingさんとアポイントをとってしまったのだ。この人は初回のイギリス旅行で出会って以来、毎回の旅行で時間をさいて我々に会ってくれているのだ。今回も日本を出る直前に予定を知らせてくれたのだが、ある程度スケジュールが決まったあとだったので、このようなトンボ帰りの日程となってしまったのだった。

9時すぎにMarazionのホテルを出て、前の日に来たとおりの経路で必死に帰ることにした。しかし途中で少し道に迷い、30分ほど後戻りをしてしまったりした。それでもなんとか約束の時間の少し前にCroydonの予約を取ったホテルまでたどり着くことができた。このホテル、Fairfield Hotelと名前が変わったので予約時には気が付かなかったが、なんと96年の旅行で飛び込みで泊まったビジネスホテルだった。まさにCroydonの町の中心地にあり、いままで泊まった田舎のホテルではないような、ビジネスライクな雰囲気なのが少し気になる。受け付けはやたらと調子のよい黒人のおねーさんだった。あるだけありがたいが、エレベーターも日本では見たこともないくらいとんでもなく小さく、子供と荷物を運ぶのに、苦労した。

Croydonは大変な大都市で、道路もいろいろ複雑で田舎道を走ってきた身にとっては少々戸惑う。Peterさんの家はホテルからまっすぐの道なのに、一方通行などがあってなかなかたどりつけない。

photo Peterさんの家を訪問したのは前回は96年。97年の旅行では市内のフォーククラブで会ったので、家には行かなかった。家の呼び鈴を押すとPeterさんがにこやかに迎えてくれた。朋ははじめて人見知りをする。Peterさんは「日本人の友人が来ている」と言った。耳を疑いながら家にお邪魔すると、本当にそうだった。日本テレコムのイギリス法人の社長さんである関戸さんと娘さん。Peterさんとは自転車の趣味を通してのお知り合いだそうだ。ここで日本の人と会えるとはちょっとびっくりだが、嬉しい。 (写真右) photo

Peterさんの家は96年に来たときは買ったばかりだったと言うことで、まだ家具などもあまり入っていなかったが、今回は壁なども美しく写真で飾られて、また小さな庭もイングリッシュ・ガーデンと呼ぶにふさわしく綺麗に植物が植えられ可愛いベンチまで置いてあった。Peterさんのコンサティーナの演奏も素晴らしいが、こういう風に家をきちんと整えることにかけても完璧主義な人だな、と関心する。

photo 美味しいビールを飲ませてもらったり、お喋りをしているウチにPeterさんの相棒であるMike Rambertさんと奥さんのRIndaさんも到着した。Mikeさんはいつものメロディオン、デュエット・コンサティーナの他にキーボードやバウロンも持ってきている。キーボードは部屋が狭くておけないので、ドアの向こうの部屋に置くことになった。。(写真左:MIkeさん、Rindaさんご夫婦 写真右:筆者と娘の朋。朋は私にひっついたまま) photo いつものセッションが始まる。Peterさんがまず手始めに1曲。旨さは勿論だが、音の大きさ、パワーが凄い。こういった極上のイングリッシュスタイルのアングロ・コンサティーナの演奏はなかなか聞くことができないので、Peterさんに会う度に感動してしまう。Mikeさんと2人で演奏するのもさらに凄いパワーだ。Mikeさんの演奏はどんな曲であっても(私たちが演奏し飽きてるような曲でも)実に楽しそうに、エネルギッシュに歌い上げるように演奏してしまう。こういう演奏に対する気持ちというのは、とても大事なものだが、ついつい私たちは技巧的な事に目がいってしまい、忘れてしまうがちなものだなと思う。

PeterさんとMikeさんが演奏を始めると、凄い勢いで何曲も立て続けに演奏し、圧倒されてしまう。でも知っている曲は一緒に演奏させてもらうし、私たちがやる曲で向こうが一緒に演奏できれば一緒にやる。言葉が下手でも音楽という共通言語を持っていることで一緒に楽しむことができる幸せ。途中、少し休憩を入れたりしながらも、沢山演奏をした。関戸さんの娘さんもキーボードを弾いてくれたりした。 朋は演奏の間中私にへばりついていたが、あまりぐずったりはしなかった。 帰りにはPeterさんが朋に兎のFiremanの人形をくれた。RIndaさんが「朋、あなたの最初のコレクションね」と言ってくれた。Mikeさんは私たちの旅行の最終日にもセッションをセッティングしてくれているので、その打ち合わせなどもしてから、かえった。


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