Bradford on Avon〜Ely


Baytree Houseの朝ごはんは純粋なフルイングリッシュブレックファストだったが、やっぱり朋はご飯を食べない。シリアルを出して貰ったのだが、それも全く手をつけない。ヨーグルトを出してくれるというので、キャラメル(Toffy)味のヨーグルトを頼んでみたらなんとか少し食べてくれた。出かけるのに少し手間取ったが10時頃出発。 この町も一晩だけの滞在はもったいない。もし純粋にイギリスを観光してみたいという人がいたら、絶対にここを勧めたいと思う。(といっても、私に旅行の事をきいてくれる人なんか誰もいないのだが。) photo

昨日から訪れているWiltshieは最初の旅行から必ず来ている場所。Bradfordから北上すると最初の旅行で来たChippenhamへ行けるので、買い物がてら寄ることにした。朋はいい加減車にうんざりして、チャイルドシートに乗ろうとしない。なだめたりすかしたり、ジュースをやってみたが、それもひっくりかえすありさま。 Chippenham市内に入り、ショッピングセンターへ行く。なんとパーキングは満車。私は一人でスーパーに入り先に買い物し、夫と朋はパーキングが空くまで待って後から来ることにした。イギリスのおむつやベビー用品に興味津々で楽しく買い物していたら、夫が朋をつれてやってきた。なんとさっきこぼしたジュースでシートも服もびしょぬれだという。思ったより酷くやったらしい。仕方ないので、車にもどってから着替えをするということで、買い物を続けた。

イギリスのカンビールも種類は豊富でどれも美味しそう。まるで宝の山だ。しかし何を思ったか夫は「かってたひとがいたから」、と一番安いビールを買った。(これがまずかった!当たり前だよね。) カップラーメンも少し売ってるので、子供向けの小さいカップのを買ってみた。日本が誇る「カップヌードル」も以前来たとき置いてあったのに、今回はなかった。(このカップヌードルがまたひどかった。味は美味しいんだけど、なんと子供向けなので、ヌードルが1センチ以下の長さ。これで朋もつるつるできなくて食べられず)

トイレに入れば満員だし、結構今日はキビシイなーと思いながら、車に戻り狭い車内で焦って朋の着替えをした。その間に夫は荷物を積んでくれていたが、向こうのショッピングバッグというのはすごい薄手で、入れたものがだらだらとくずれてしまったためか、タイヤの脇に置いていた荷物を別の車にひかれてしまった。あんまりの事にショック。回りの人も「あーあ」という顔をしてるが、何を言ってるのかわからない。(そんなとこにおいとくオマエが悪い、といってたのかも。)買ったものはチョコレートのデザート以外は無事だったが、それが他のものをベタベタにして、さっきの朋がよごしたシートのべとべととあいまって最低の気分。(でもまあ、今回の旅行で最悪だったのはこの事件だけ。事故や盗難にあわなくて本当によかった)

この日は、フェスティバルの前夜祭なのでなんとしても夕方までにCambridgeshireのElyに着かなければならない。イギリスの幹線道路はロンドンを中心に放射線状に伸びていて、ある場所からある場所にいくには大きな道路を利用したければ、ロンドンに戻らなければならない。でも、ロンドンの環状道路M25が結構渋滞するので(日本よりはマシだけど)ロンドンには近づかないルートで行くことにした。小さい道路ばかりで、迷うのが心配だが、目的地と路線名に細心の注意を払って進むことにした。 昼食を取ったりしながら、何とか朋も寝てくれたりして、4時ごろにはEly入りすることが出来た。宿も市の南側にあり、フェス会場に行く前に寄ることが出来た。

宿はNyton Hotelといって、インターネットのリストを見て日本で予約した。FAXをしたら、夜中に電話をしてきてくれて大いにビビってしまった。おぼつかない英語で会話したのがなんだか恥ずかしい。でも、着いてみると家族経営の暖かいホテルで、駐車場も広いし、中も広いし、とてもよかった。泊まってる人たちも年配者の夫婦が多く、週末をゴルフでもしながらのんびりと過ごすために来ているようだった。photo

フォークフェスティバルの会場をホテルの人にきき市内の地図を貰って車で出発。しかし、地図がなんだかよくわからず市内を右往左往。市の外に出てしまったりして大変。それでもなんとか、それらしい場所に来てみたら、会場の表示があった。会場の駐車場につくと年輩の男性がとってもわかりやすい英語で、次に我々は何をすべきか教えてくれた。まずはチケットオフィスへ。まだチケットを求める人は少ない。日本にいるときにチケットのキープを頼んでおいたので、そのE-mailを見せて、3日分のチケットを貰う。勿論、それはフェスならではのリストバンドだ。朋はタダ。会場にはいると、まだテントの設営などをやっている。プログラムを見てもまだめぼしい出し物はない。イギリスにやってきてはじめてのゆっくりした時間を過ごせることになった。

あいているのは食べ物、飲み物などの出店。ビールはあと15分で開店らしい。 子供むけには"Kids Tent"があって、出し物のないときは遊具で好きなように遊んでよいらしい。キャンプで来ているらしい子供達が遊んでいるので、朋も遊ばせてみた。
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●写真左:カレー、やきそばなどの
メニューのあるエスニックフードの
出店。
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●写真右:会場風景。
ここは普段はラグビー場。
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●写真右下:Kid's Tentで遊ぶ朋。
こうして見ると、ウチの子はやっぱ
典型的日本人だなー。

楽器屋はPJ Musicという所とHobgoblin Musicが来ていた。HobgoblinはNottinghamの店からの出店だったため、残念ながら知人のNeil McRitchieに会うことはできなかった。ぼちぼちビールの出店も開店しはじめた。ビールは樽を運び入れてまだ時間が経っていないためが心なしか味がよくない。(それでも充分おいしいけれども。)ビールのテントではなぜだか「アンタたち、日本のメロディオンプレイヤーだろ!」と声をかけられた。バッジをしてるので、フェスの実行委員らしい人だった。「どうして知ってるの?」と聞いたら「自分もメロディオンプレイヤーだからさ!」とよくわからない答えが帰ってきた。

エスニック・フードのお店で食事をすることにする。夫と私とかわりばんこに買ってくることにする。夫はカレー。カレーには2種類のものが添えることができて、それがなんと「やきそば」か「ご飯」。やきそばを朋に食べさせたかったので、やきそばにした。私もチリビーンズにやきそばを頼んだ。ご飯にすればよかった。美味しかったがやきそばにチリビーンズをかけるなんて日本では考えられないメニューだ。でも朋はよろこんで手掴みでやきそばを食べた。一安心。

これといってめぼしい出し物がないので、初日の夜はのんびりと出店をひやかしながら過ごすことにした。PJ Music(Folk Roots誌によく宣伝が出ている)という所でメロディオンを見た。フランスのアコーディオンなどがあって試し弾きしていたら、店主のPJ氏がやってきて、別の売り物のメロディオンを手にとって、「アンタはいつも、どんなの弾いてるの?」と聞くので、モリスやフレンチだと言ったら「この曲知ってるか?この曲は???」と次々に弾きながらあれやこれや聞いてきた。知ってる曲があると一緒に弾いたりしていたが、もうつきっきりで、「ここのベースはこういう風に弾け」とかいろいろうるさい。うるさいけどなんだか楽しい。なかなか解放してもらえない。「もう一曲だけ」と耳うちしてくる。ひょうきんなおじさんだ。そのうち朋が寝てしまった。もう夜の9時半を過ぎている。PJ氏には我々家族の名刺を渡して、その日は帰ることにした。

photo●持参した家族の名刺 photo●やきそばを食べる朋


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