「シャロン・シャノンと対談」こぼれ話

シャロン写真 なぜか、蛇腹好きになってから今までいろんな有名蛇腹弾きに会う機会に恵まれてきた私たち。フラコ・ヒメネス(テックスメックス)に始まり、ザカリー・リチャード、スティーブ・ライリー(ケイジャン)、ジョン・カークパトリック、ブライアン・ピーターズ、アンディ・カッティング、ロッド・ストラドリング(イングリッシュ)、シーマス・ベグリー(アイリッシュ)と、単なるファンなのにこんだけよく会えたもんだ、と思っていたら、今回、シャロン・シャノンに会える、それも個展とライブで多忙な米山永一氏のピンチヒッターとして本のための対談をしてほしい、という話が舞い込んできてびっくり。シャロンのライブだって、子連れということもあって見に行くのをあきらめようと思っていた所だったので、世の中が私を連れ出してくれたんだなーと嬉しくなりました。

でも、インタビューなんか初めてだし、何を聞いていいのか、まるで見当もつかず、会うまでかなり緊張していました。それも、子連れ、夫連れの3人連れ。編集の鈴木茂さんと会場のTLGのVIPルームに入っていくと、、、、シャロンはやっぱり子供好きだった。ウチの子も外国人は女性でも結構人見知りをするのに、シャロンには全然しなくて、さっきマクドナルドでもらった犬のおもちゃを「わんわん!」と挨拶代わりにいきなり見せてる。これで、インタビュー嫌いのシャロンも結構和んだかも。。。
インタビューの内容はこの秋に音楽の友社から出るケルト音楽ガイドのような本に載るので、そちらを楽しみにしていただきたいと思いますが、多分本にのらないようなこぼれ話をいくつか。

*シャロンの前でメロディオンを弾いた私。

写真のシャロンはなんだかぎこちなくアコーディオンを持ってますが、これは彼女のではなく、私のD/GのTommyです。「私のに比べて随分きれいねー」とのこと。そうです。私はまだはじめて7年のヒヨッコだもん。でも、私はおはこのイングランドの古い曲、"Mr.Issac's Magot"をさわりだけ弾いちゃいました。下手なアイリッシュ弾くよりいいかも。(^_^;)

*シャロンはひょっとして同じくらいの年?

Late Late Showのビデオでの可愛いらしいイメージがあったのですが、会ってみたら、うーん私と年同じくらいかな、と思いました。女性に年を聞くのは失礼ですので、私の年も秘密にしましょう。(でも、この写真も可愛いよね)

*アコーディオン・タコ

シャロンのアコーディオンのプレイは箱のシステムの関係もあって、非常に小刻みな動きをするので多分箱の角が当たって痛いんだろうなと思って手に挟んでるスポンジの事を聞いたら、「アナタはこういう風になってない?」と左手親指と手首のものすごいタコを見せてくれました。このインタビューはこれを見せて貰っただけでも、有意義だった。アコーディオンプレイヤーとして敬服いたしました。ちなみに私はイングリッシュ・プレイヤーなので、あんまり小刻みな動きがなく手のタコはありません。

*ダイアモンド・マウンテンの秘密

この曲を書いたギタリストのイアン・カーは去年の11月SWAPというバンドで来日してたのですよ。(なんて事はシャロンファンにはどうでもいいこと?)で、SWAPのイアンとピアノアコのカレン・トゥイードはシャロンとはとても親しくて曲も結構教えて貰ったり交換しあっているとの事。カレンは特に「私の音楽の先生」と言ってました。「ダイアモンド・マウンテン」という曲はトリプレット(トレモロ)が多用されてて難しそうといったら、「全然簡単よ」とさらりと言われてしまった(^_^;)。
で、あの曲はシャロンによると「イアンがツアーで行った先のホテルで書いた曲。なんでも、道路工事を近くでやってて思いついたメロディ」なんだそう。あのトレモロはドリルの「ダダダダ」って音だったんです。100年の夢も醒めそう。でも、シャロンが今回のアルバム=「ダイアモンド・マウンテン・セッション」を収録し終わった時、イアンに電話をして「あの曲の題名なんだけど、『道路工事』じゃあんまりだから、『ダイアモンド・マウンテン』にしない?」と言ったら「おお、それはいい、美しい題名だ!」と快諾してくれたそうです。


イアン・カーって人はイギリス版ドンキー・カルテット、もしくはビジー4に当たるお笑いトラッドバンド「オールド・ストリング・バンド」に参加したこともある、ひょうきんな人らしい。。。会った時には全然わかんなかったけど。でも、彼らしいエピソードだと思いました。

今回、シャロンがアコを弾き出したら"やめられないとまらない状態"になるという事でアコーディオンを持ってきて貰うことはありませんでした。(1時間のアポじゃ当然収まりきれん)ちょっと残念でしたけど。

後日談:このインタビューの載った本が出ています。
「アイリッシュ・ミュージック・ディスク・ガイド」(音楽之友社:¥1900 ISBN4-276-23823-4)
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